療養生活における寝衣について

 写真は2018年1月にあった大雪の時の練馬区の光が丘公園です。


 

 四季が移ろう日本では、季節に合わせたオシャレの楽しみがあります。

もちろん室内で主に過ごす高齢者にもその権利があると思いませんか?

しかし、自分一人で買い物はおろか外出すら困難な状態にあったらその権利は奪われてしまいます。

実際、外出が一人でできなくなった人たちは穴が空いたりシミがあったりする洋服を

いつまでも着るしかない状況に置かれている高齢者が多くいるのを目の当たりにしてきました。


 自宅で過ごし誰に向けたオシャレなんだ?という意見はまだあるでしょうか。

人に見せることだけが洋服の選択に影響するわけではないことは誰しも経験があると思います。

シミがある下着を着て、自尊心は高められるでしょうか。

ほつれのある洋服で、自宅で生活できるようにリハビリに取り組む意欲が保てるでしょうか。


 ここで、今回の記事で私が言いたいことに繋がります。

誰しもが、着心地はその重要度は違うにしろ選択の要素に含まれるのではないでしょうか。

もちろん、昔からあるカシミアやナイロンなど肌触りがよく湿度など快適に調節してくれて、

しかもオシャレをしているという自尊心を高めることができます。

 しかし、洋服や下着の素材や機能は毎年アップデート(改善)しています。

その恩恵に与かることができていないのは、せっかくこの豊かな時代を生きているのに、

もったいないと私は感じるのです。それは高級でもぜいたく品でもないにも関わらず。


 簡単に言いますと、介護する家族はユニクロで下着や寝衣を選ぶことを

選択肢に入れて欲しいのです。

アメリカのNYに住む友人も、下着はユニクロで買うと話していました。

今や、ユニクロはJapanese technologyとして世界で価値を認められています。

安物で恥ずかしいなんて感じることはありません。


 では、ユニクロで療養衣や下着を選ぶことでの利点を主張させてください。

1.ヒートテックやエアリズムは伸びる!

 これが一番介護する側が準備する療養衣について気を付けてもらいたいことです。

麻痺や硬直、抵抗がある患者や自宅療養者に着替えの介助をすることは、

看護師やヘルパーにとって、トイレに行くことくらい日常なのですが、木綿の下着では大変!

両ひざや腰が曲がっていたりすると、長いパンツの着脱で皮膚損傷になったりします。

発汗があると、肌に引っ掛かりその危険性は倍増します。

 そこでユニクロのヒートテックやエアリズム。

化学繊維で汗を吸収・発散させて、肌に引っ掛からず損傷の危険性を下げます。

さらに伸縮性に富んでいるので、ぜひ使用してもらいたいのです。


2.安くて、長持ち!

 私自身、毎年ユニクロで上記下着を購入していますがどれが5年前に購入したものかわかりません笑

つまり、それだけ耐久性があるということです。値段はセールの時には800円程度になることも。


3.体温調節機能が高い。

 一般的に入院時や自宅療養をするときのパジャマ(療養衣)は木綿のボタン付きを選びます。

その理由はなんとなく慣例的な部分が大きいのではないでしょうか。

ユニクロのパジャマは、ストレッチがきいていてとても伸びたり、フリースで肌触りが良かったり、

特色も様々ですが、季節に合わせたものを選べば厚着が必要なくなります。

身体に硬直や麻痺がある方に対しても、私たち介助する者にとっても、もちろんご家族にも

負担を軽減することができると思うのです。


 まだまだ、お勧めポイントもありそうですが、今日はこの辺で。

商品についても、お勧めできたらいいなぁと思いますのでそれはまたの機会に。

なないろ訪問看護ステーション

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