医療から患者を離すことが医療。
写真は石神井公園の三宝寺池歩道での夕下がりの一コマです。
さて、3月がまさに終わろうとしているこの時期。私はとてもわくわくします。
お花見が好きですし、新たな出会いに胸をときめかせ、やる気に満ちたこの季節が。
出会いと別れがあり、訪問看護が4月で終了となる人の訪問が今日ありました。
認知機能がみるみる落ちていく家族が不安で、どうしていいのかわからない同居家族。
その利用者とその家族とは2年弱の関わりを通して、訪問看護が終了となりました。
来月からはデイサービスで見ていく方針となりました。
家族の需要と、学びと、意思決定支援が実を結んだ結果だと思います。
認知症薬のベネフィットが低いニュースが出たり、副作用を疑う症状が現れたり。
でもいくら薬剤でのコントロールを意識しても、家族の目標と幸せがイメージできたことには
かなわない。
利用者が自分が選択することができることに対しては、できるだけ支援する。
安全管理のための方法はみんなで案を出して検討する。
その方向性が定まってからは、デイサービスの導入と頻度が自然と決まっていった。
訪問看護での役割は、屋外歩行訓練と家族の生活相談になってきた。
卒業が見えてきた。
医療保険の恣意的利用や、ステーションの売り上げではなく利用者本位で。
サービスのポジティブな撤退には、ケアの提供側と受給側の成熟を感じることができました。
2コメント
2019.05.15 16:56
2019.03.31 02:48